ニトリの腰痛向けマットレスについて、使用した体験談を口コミします。
ニトリの通販サイトでは様々な種類のマットレスが売られています。
でも、実際に店舗に行って寝てみないと使用感や寝心地の良さなどは体験できません。
ということで、うちの腰痛旦那君を引き連れ、日曜日のニトリへ潜入取材したレポートをお読みください。
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ニトリのマットレスの種類と価格帯について
ニトリには多くの種類のマットレスがあります。
単純にマットレスが欲しいと思って店舗へ行ってみると、種類の多さからどれを選べば良いのかわからなくなります。
まずはニトリで2017年現在販売されているマットレスの種類をまとめてみました。
ニトリのマットレスの種類
マットレスの構造別に分けると次のとおりになります。
ニトリの主要なマットレスの種類
- 高性能コイル
- ポケットコイル
- ボンネルコイル
- 低反発ウレタン
ニトリの通販サイトにある25商品のうち、約4分の3くらいがコイル(スプリング)を使用したマットレスです。
残りがウレタンフォームを使用したもので、エアウィーヴにあるような特殊素材を使用したものはありません。
ポケットコイル、ボンネルコイルなどそれぞれの特徴は別ページに詳しく解説していますので、ここでの説明は割愛します。
詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。
高性能コイルは、ニトリ独自の商品で、加重に応じて反発力が変化するというもの。
メリットは体型、体重を問わずに最適な寝姿が得られるところにあります。
現在の高反発マットレスブームを反映しているのか、マットレスの硬さはふつうから硬めのものばかりで、「柔らかめ」というものはありません。
ニトリのマットレスの価格帯
ニトリのマットレスの価格は幅が広いです。
安いものは9,000円台から手に入ります。
高いものはフランスベッドのマットレスが、シングルサイズでも70,000円台からになります。
試しに9,515円のマットレスに寝てみましたが、スプリングの音がギシギシいいました(笑)
高反発というより単純に硬いマットレスというかんじで、なんというか値段相応でした。
以下はこのページで紹介しているマットレスのお値段をまとめたものです。
マットレス | 分厚さ | 値段 |
---|---|---|
NスリーププレミアムP1 | 28cm | 36,945円~ |
NスリーププレミアムP2 | 30cm | 46,204円~ |
NスリーププレミアムP3 | 30cm | 55,463円~ |
NスリーププレミアムP4 | 35cm | 64,723円~ |
Nスリープハード | 21cm | 27,686円~ |
Nスリープラグジュアリー L1 | 34cm | 69,900円~ |
Nスリープラグジュアリー L2 | 37cm | 79,900円~ |
ニトリというと、生活雑貨が安く手に入るというイメージがあります。
表を見ると、生活スタイルや購入層に合わせて、値段も幅広いということがわかります。
一番安価なNスリーププレミアムP1のお値段が36,945円から。
ネット通販で購入でき、返金保証もついているモットンなどは39,800円からとそう大差はない価格設定です。
店舗にいって気軽に試せるかどうかが大きな違いとなっていますね。
また、ニトリと同じ大型インテリアショップのIKEA・無印良品のマットレスについて詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。
ニトリの一番のおすすめNスリーププレミアムを試してみた
ニトリの一番のオススメマットレスは?というと、Nスリープシリーズでしょう。
売り場に占める面積や商品紹介の詳しさが、他のマットレスの比ではありません。
このような体圧分散に関するサーモグラフや、レーダーチャートも掲示してあり、ニトリの力の売れようが伝わってきます。
Nスリープシリーズは、18,000円台から買えるNスリープS1から材質にフェザーを使用したNスリーププレミアムP4-2まであります。
今回は、このNスリープシリーズを中心に比較してみたいと思います。
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NスリーププレミアムP1
プレミアムシリーズの中で、最も価格が安いのがNスリープP1です。
元々、Nスリーププレミアムシリーズ自体が、やや柔らかく、寝心地が良いマットレスというコンセプトで作られています。
このP1が一番柔らかい気がします。
体重72キロの私が寝るとかなり沈み込むような気がしました。
NスリーププレミアムP2
次は隣に置いてあったNスリーププレミアムP2を試します。
P1とP2の違いは、P2には低反発ウレタンを使用している点です。
あと、微妙な違いですが、スプリングの線の直径がP1よりも0.2mm細いです。
一番外側の表面生地の下に、プロファイルウレタンが敷かれているのですが、正直あまりP1との違いがわかりません。
体感的には、柔らかいと感じます。
一度寝たくらいで微妙な差を比較するのは難しいのでしょうか?
NスリーププレミアムP3
次はNスリーププレミアムP3です。
P2では表面の生地とスプリングの間に低反発ウレタンを使用していました。
P3ではそれにかわって、フェザーと低反発チップが合わせて6センチはいっています。
裏面の素材にもフェルトが敷かれており、それらによって、厚みも5センチアップしました。
体の接地面からスプリングと低反発素材が遠くなった分だけ、体が沈み込む感覚がかなりなくなりました。
P3にきてかなりの寝心地の変化です。
これは寝返りも打ちやすそうですね。
NスリーププレミアムP4
Nスリープシリーズの最上位版がこのNスリーププレミアムP4です。
P3に使用されていた、フェザー素材とウレタンチップとあわせて、低反発ウレタンも敷かれています。
表面生地の下は、何層にも重ねて素材が敷かれていることになります。
さらに、ポケットコイルの密度もアップ。
体の加重がかかる箇所を集中しないように、P3よりもさらに体圧分散設計されています。
寝た感覚では、低反発ウレタンが敷かれたからでしょうか、P3より少し柔らかくなった感じがします。
それでいて沈み込む感じはしません。さすが高級品です。
寝心地の良さと、体圧分散を徹底して考えられている商品だと思いました。
Nスリープ ラグジュアリー L1
こちらはNスリープシリーズの最上位クラス、ラグジュアリーシリーズです。
羽根と低反発チップにより、包み込まれるような寝心地を実現しました。
トッパーには肌触りのいいニット素材が使用されています。
ボトム部分のスプリングはなんと974個と、Nスリープシリーズ中最多を誇ります。
肝心の寝心地ですが、かなり柔らかい低反発マットレスです。
確かに包まれるような感覚で気持ちは良いのですが、寝返りのうちやすさはちょっと疑問です。
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Nスリープ ラグジュアリー L2
さらにこちらはラグジュアリーシリーズの最上位、「L2」です。
価格はシングルで73,982円(税別)からと、マットレスの中でもかなり高額な部類。
トッパーだけでもかなりの分厚さがあり、裏表で高反発と低反発の使い分けができます。
高反発面は表面のほどよい柔らかさと、マットレス中心部の厚みで心地よい高反発になっています。
ただし、やはりかなりの高額マットレスです。
ここまで予算があるのなら、他社のマットレスでも同レベル以上のものが買える気がしてなりません。
また、裏と表で硬さを変える必要があるのか?とも感じました。
腰痛持ち向け?Nスリープハードは硬すぎる
Nスリープシリーズには、プレミアムの他に、硬めのNスリープハードというマットレスがあります。
硬めのコイルを使用することで、表面に弾力性を持たせているものです。
こちらも実際に寝てみたのですが、高反発というより、硬い印象です。
見た目にも厚さが違うのがわかります。
実際にNスリーププレミアムの一番安いP1と比べても、9センチほど薄いです。
寝心地ですが、表面生地からスプリングまでの素材が薄いように感じました。
プレミアムシリーズに寝た後で使ったからかもしれません。
たしかに寝返りはうちやすいですが、これで体が休まるかどうかはなんとも言えません。
あと、ポケットコイルマットレスは値段の相場が高いのですが、このNスリープハードはかなり値段が安いです。
元々、ポケットコイルは通気性がやや悪い構造なので、何年使えるのかなという点は気になります。
こちらは硬めで低価格なマットレスを探している方向けですね。
まとめ:寝心地がよく、腰痛にも良さそうなのはP3以上?
今回は実際にニトリの店舗で、9,500円から79,900円のマットレスまで試用してみました。
なかでも腰痛持ちに向いてるのは、NスリーププレミアムP3、P4かなという感想です。
P1とP2はやや柔らかすぎで、ハードは硬すぎ。
ちょうどいいのがP3とP4だと思いました。
またNスリープラグジュアリーシリーズは、寝心地はいいのですがやはり高額。
ここまで出すのなら、他のマットレスとよく比較検討する必要があると思いました。
私はやや硬めのマットレスが好きで、高反発イコール、体圧分散ではないのはよくわかります。
表面に弾力を保ちながら、寝心地の良さも兼ね備えているものが、腰痛改善したい人に向いているのではないかと思っています。
その条件に合うのは今回の調査の中では、NスリーププレミアムP3とP4でした。
P3がシングルサイズで55,463円~、P4がシングルサイズ64,723円~です。
アスリートが宣伝する特殊素材マットレスよりやや安め、腰痛改善を売りにした通販専用のマットレスより、やや高めの価格です。
最終的には自分で寝てみるというのがベストです。
じっくり何日もかけて効果を実感したい、という方は、90日間のお試し期間のあるモットンなどのマットレスを試用することをオススメします。
もしもニトリ実店舗が近くになくてに行けない…という方に、ここまでのレポートがマットレス購入の参考になれば幸いです。