アイシン精機の高級マットレス・アスリープ(ASLEEP)を店舗で体験してきたので、感想をまとめます。
腰痛防止のために、マットレスにある程度の予算をかけるとなると、安い買い物ではなくなります。
高性能なものはやはり、コストがかかります。
コストがかかるということは、一度失敗してしまうとお財布に手痛いダメージを受けることになるということです。
失敗しないためにはどうすれば良いでしょうか。
ネットでの情報を調べることもそうですが、一番大切なのは無料で体験できるショールームや、販売店に訪問して何度でも確かめることです。
今回は腰痛対策に抜群の効果を上げそうな、高級マットレスASLEEPを体験してきました。
六本木のショールームへの訪問です。皆さんのマットレス購入の参考になれば幸いです。ご覧ください。
※アスリープは現在販売を終了しています。
→アスリープ以外にも!腰痛持ちの筆者イチオシマットレスはこちらをタップ
Contents
ASLEEPとは?
ASLEEPは、トヨタグループのアイシン精機が展開するベッドブランドです。
元々はトヨタベッドというブランド名でしたが、2007年に新事業ブランドASLEEPを立ち上げています。
トヨタベッドというベッドメーカーから、ASLEEPという寝室空間トータルプロデュース事業へ切り替えたようです。
マットレス以外にも、ベッドフレームなどの取り扱いも行っています。
上の画像は、大阪のショールームです。
ショールームは全国にあるので、実際に寝心地が試せるのはうれしいですね。
ASLEEPの特筆すべき点:30年耐久素材を使用
ASLEEPマットレス最大の特徴は「FINEREVO」と呼ばれる、ASLEEP独自のゼリーのような素材がマットレス内部に使用されている点です。
30年耐久素材と銘打っており、耐久性は抜群とうたっています。
ヘタリにくく眠りの質が長期間持続し、JIS規格を超える48万回の果汁耐久試験もクリアしているそうです。
ショールームでは、実際に素材を直接触って確かめることができます。
ショールームを案内してくださった女性社員の方が、FINEREVOを使用したクッションを用意してくれました。
ふよふよとした触り心地と、ゼリーのような弾力が印象的です。座布団の座り心地は最高でした。
ASLEEPの良いところ
ASLEEPの良い点を以下の3点にまとめます。
- 抜群の寝心地と腰への低負荷
- 軽くて扱いやすい
- 選べるラインナップとカスタマイズ
抜群の寝心地と腰への低負荷
体験してみて一番にお伝えしたいと思ったのは、腰痛対策に抜群に効くであろう、FINEREVOの使用感です。
仰向け、横向き、うつ伏せを試しましたが腰への負担は一切感じませんでした。
高反発と低反発のいいとこ取りといった印象です。
軽くて扱いやすい
FINEREVOはゼリーのような素材なので、ひどく重たいであろうという先入観がありました。
しかし、コイルを使用していないため、マットレスの重量はそれほど重くありません。
またタイプによっては内部の部品を分解できるため、持ち運びにはそれほど苦労しません。
驚くほど軽く、立てかける時も楽です。
ウレタンを多く使用した、安価なタイプだと顕著です。
選べるラインナップとカスタマイズ
マットレスタイプによっては、カバーを選べたり、オプションでヒーターをつけたりすることが可能です。
カバーにはデオドラントに特化したもの、フィット感を重視したもの、ダニやホコリ対策に特化したアレルカット、肌触りがいいニットなど、好みに応じて柔軟に選択することができます。
そして、予算によって選べるグレードと、オプション機能の充実さは特筆すべきものがあります。
ASLEEPの悪いところ
ASLEEPの悪い点を以下の3点にまとめました。
- コストが比較的高い
- 保証期間が短い
- 取り扱い店舗が少ない
コストが比較的高い
最高級マットレスほどではありませんが、FINEREVOをふんだんに使った、一番売れているタイプはそこそこの値段がします。
オプションなどをつけるとさらに高額となり、高い買い物となってしまうことでしょう。
失敗してしまった場合は、家計に手痛いダメージを受けることになるので、間違いのないよう慎重に判断するようにしましょう。
保証期間が短い
保証期間が基本2年間と若干短いのが気にかかります。
購入して、付属のハガキを送ると無料で保証期間が1年間伸びるそうです。
「30年耐久素材」を使用している割には、メーカーの姿勢がやや弱気ですね。
取り扱い店舗が少ない
取り扱い店舗を伺ったところ大塚家具、東京インテリア、あと小規模の店舗が2店舗とあまり大規模に展開している様子はありませんでした。
大塚家具は有名ですが、都内の店舗はそれほど多くありません。
店頭に出されてない場合もあるとのことで、体験できる場所が少ないと言えるでしょう。
社員さんにアドバイスももらえますし、ショールームに行くのが一番かもしれません。
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実際にASLEEPのマットレスを体験してみた
六本木のショールームで一番売れているJPタイプと、比較的安価なR1を体験してきました。
最も売れているJPタイプ
FINEREVOを肩から足までふんだんに使用したJPタイプが、一番人気でよく売れているとのことでした。
シングルサイズで146,700円(税抜)です。
マットレスの硬さはハードとソフトの2種類で、カバーは5種類から選ぶことができます。
カバーは「フィット」を除き、水洗い可能で、日干しも可能なので清潔に保つことができます。
- ノーマルタイプ、抗菌・消臭タイプの「デオドラント」
- 抗アレル物質加工タイプの「アレルカット」
- ふんわりとした肌触りの「フィット」
- 伸びる素材で肌触りがよく清潔な「ニット」
今回ショールームで体験したのは、カバーはノーマルタイプ、ニットタイプ、フィットタイプの3種類と、マットレスの硬さハードとソフトそれぞれ体験しました。
マットレスの硬さ
ハードとソフト、どちらも寝心地はよく、コイルを使用していないマットレス特有の、ふわっとした寝心地は癖になります。
低反発のようなふわっとした寝心地を実現しつつ、寝返りも苦ではない、そんなマットレスだと感じました。
個人的にはソフトの方が好みでしたが、ショールームの社員さんによると
「見た所、お客様の場合ソフトは体の沈み込みが深いので、ハードの方がおすすめです」
とのことでした。
使用する人の体重にもよって合う合わないはあるようです。
ショールームで体験すると、社員さんが付いてアドバイスをしてくれるため、大きなメリットですね。
カバーの違い
ノーマルタイプでも十分肌触りはよく、寝心地も抜群で腰痛防止に効果がありそうでしたが、フィットタイプは身体を包み込むような気持ちのいい感覚が得られました。
ニットは伸びる素材で、肌触りが良いのが印象的でした。
一点注意ですが、カバータイプ「フィット」のみ、水洗いは不可能です。
参考までにカバー付きマットレスの値段を記載しておきます。
- デオドラント・アレルカット・ニットタイプ 157,100円(税抜)
- フィットタイプ 146,700円(税抜)
カスタマイズ
FINEREVO部分と、ウレタン部分は取り外し可能なため、部分的に汚れてしまった場合や、劣化してしまった場合でも取り換え可能です。
運搬する場合や湿気を飛ばす際に、マットレスを壁に立てかける場合などに扱いやすく便利です。
また、JPタイプはオプションで「足元ぬくぬく機能」を追加することができます。
ノーマルタイプマットレスにぬくぬく機能をつけた場合 169,700円(税抜)
比較的安価なR1タイプ
JPタイプとは違い、カスタマイズ性は低いものの、非常に安価です。
FINEREVOとウレタンを腰部分に配列し、JPと変わらぬ寝心地を実現しています。値段はシングルサイズで77,200円です。
硬さはJP同様ハードとソフトを選ぶことができます。
JPと比べると、全体的なふんわり感が劣るものの、腰への負担はかなり低いと感じられました。
FINEREVOが一部にしか使用されていないため、重量がかなり軽いのも特徴です。
コイルは使用されていません。
カバーは選択できず、ニット生地のみになります。日干し、水洗いはできません。
ASLEEPまとめ:独自素材が腰痛効果にも期待
他のマットレスと一線を画しているのは、独自の素材「FINEREVO」を使用している点でしょう。
コイルや、ウレタンなどの寝心地とは一風変わった感覚が面白いです。
そして、かなり寝心地は良く、腰痛に優しいマットレスといえます。
全国に何店舗かショールームがあるので、お近くにある方は一度訪れて試してみてはいかがでしょうか。