マラソンのQちゃんこと、高橋尚子さんが開発アドバイザーとして担当されている、高反発マットレス「スリープマジック」を1週間試してみましたので、感想をレポートしていこうと思います。
「ライフアスリートに、理想の眠りを」をコンセプトに設計されたスリープマジック。
スポーツ選手だけでなく、腰痛持ちも熟睡できるような睡眠時間を提供してくれるのでしょうか?
Contents
スリープマジックの種類と価格は?相場としては標準的
スリープマジックを販売しているライズTOKYO株式会社では、様々な種類のマットレスを開発・販売しています。
種類 | 厚さ | 価格帯 | 備考 |
スリープマジック | 4cm~12cm | 14,990~59,990円 | ウレタン素材の高反発マットレス |
スリープオアシス | 2cm~5cm | 14,990~39,990円 | 丸洗いが可能なベッドパッド |
K18 | 10cm | 79,990~199,990円 | ラテックス・3Dブロックタイプがある |
このほかにもAirise(エアライズ)というハーフケット・掛布団や、枕なども販売しています。
価格帯もかなり幅広く、厚さやサイズなどによって変動していますが、今回体験したマットレスのお値段が39,990円でした。
同じくネット通販で購入できるモットンや雲のやすらぎなどは39,800円~となっていますので、相場としてはさほど違いはないようです。
スリープマジックは立てかけてお手入れ可能、もちろんカバーも洗濯可能!
スリープマジック・スリープマジックには元女子マラソンの高橋尚子さん、K18には元プロ野球選手の桑田真澄さんが、それぞれ開発アドバイザーとして起用されています。
最前線で活躍されていたプロのスポーツ選手が、実際に開発にかかわって作り上げたマットレスというだけあり、良質な睡眠時間への情熱は他のマットレスの追随を許しません!
ただこのサイトでも再三触れてきたように、ウレタンマットレス最大の弱点は、通気性が弱いところです。
汗を吸っても、その水分を放出しません。
そうなれば臭いも気になるし、材質の劣化にも繋がります。
残念ながらスリープマジックも中材を洗うことはできません。
8cm以上のマットレスであれば三つ折り式なので、立てかけて干すことができます。
さらに付属のマットレスカバーは、汗を吸ってもすぐ乾燥するよう加工されています。
もちろん取り外し可能で、そのまま洗濯することができるので衛生的です。
⇒スリープマジックの公式ページを確認したい方はこちらをクリック
スリープマジックの体験レポート!
それでは早速、スリープマジックに実際に寝てみた感想レポートをまとめていこうと思います。
今回試したのは、スリープマジック極厚プレミアムマットレス(12cm)です!
でかい。とにかくサイズが大きい、紺色のビニールの塊が到着しました。
写真だとわかり辛いのですが、12cmの厚さが折り畳まれているとあって、かなり存在感のある宅配物でした。
包装はシンプルイズベスト。早速開封に取り掛かります。
中から商品説明が出てきました。
どうやら表面が「ダブルラッセル面」、裏が「ハニカムメッシュ面」となっているようです。
持ち運びに便利な持ち手つきのカバーのなかに、いよいよスリープマジックが入っています。
では、いざオープン!
出てきました!3つ折りタイプの分厚いウレタンマットレスです。
説明書に記載されている通り、メッシュ生地の裏面と、真ん中にメッシュ帯のある表面があります。
このメッシュ部分があることで、寝汗をかいたりしてもマットレスそのものが蒸れることはありません。
早速横になってみましょう。
流石体圧分散をうたっているだけあって、高反発ならではのしっかりとした感触が、頭からつま先までを支えてくれています。
直立しているときと同じ姿勢が保たれているのか、座っているときよりも姿勢がいい気がします(笑)
ちなみにこのとき凄まじい腰痛に苛まれていましたが、かなり硬めのマットレスなので寝返りも楽に打つことができました。
実際に手で押し込んでみても、表面はびくともしません。
足で踏み込んだりするとぎゅーっと底まで沈みますが、すぐに元の形状に戻っていきます。
8万回以上の圧縮実験での復元率95.8%…というのが文章だけではなんとなくピンとこなかったのですが、今のところどれだけ手で押し込んでも全く沈んでくれないくらいの硬さです(笑)
とはいえ流石12cmもあるだけあって、かなりずっしりと重たく感じます。
腰痛持ちの方は持ち手つきのカバーに入れたまま部屋まで運んだほうがいいかもしれません。
1日~3日目:まずは様子見から
ところで私は床に就いてから入眠するまで1~2時間以上かかる、いわゆる眠るのが下手な人です。
腰痛もありますし、考え事をしているとつい時間が経って、寝なきゃと思うほど眠れないことが多くありました。
例外なく、スリープマジック1~2日目でも同様でした。まあこれは仕方ありませんね。
朝起きた瞬間、特に違和感や不思議な感触はありませんでしたが、背中がやけにマットレスにフィットしてるなあ…という目覚めでした。
そして肝心の腰痛はというと、「なんか変わったかなこれ…?」という印象でした。
体がきちんと支えられているのはわかるのですが、相変わらず左側の腰から足の付け根にかけてはじんじんとした違和感が残っていました。
まあ使い始めてまもないし、すぐに効果が得られるものではないだろうということで、3日目までは特になんの実感もなく過ごしました。
あと折り畳むときにはやはりどうしても一度マットレスを持ち上げないといけないのですが、三つ折りのうちの一つを持ち上げるだけでもかなり重量感があります。要注意です。
4日~5日目:腹筋を使って起き上がれるように
4日目の朝、「おや?」ということがありました。
それまで起き上がるときには一度体を横にして、手をついて起き上がってできるだけ腰に負担をかけないようにしていました。
ところが4日目は、背中側に手をつき、腹筋を使って起き上がることができたのです!
ただその時お尻部分のマットレスが深く沈んでしまって、ちょっと腰に負担がかかったような気もしましたが…。
それでも少しずつ寝姿勢が改善されていっていることがわかる、印象的な出来事でした。
6日~7日目:違和感ゼロ。心地よい眠りに。
使い始めて1週間後、現在はどうなったかというと…なんと、腰に感じる違和感はほとんど残っていません。
もちろん寝ているときの姿勢がすべてではないのですが、入眠するにあたり、それまで感じていた腰の痛みや寝返りの打ちにくさなどは大幅に改善されました。
また重度の眠るのヘタクソ族だった私ですが、最近では床に就いてから30分以内で眠れるようになっています。
苦行のひとつだった折り畳みも。慣れてきたのかかなり楽にこなせるようになってきました。
本当にもう、ありがたすぎます…。
スリープマジックを購入して1か月後の経過報告
スリープマジックを購入、使用を続けて約1か月が経過しました。
この1か月間ずっとスリープマジックで寝て、起きて、寝て…を繰り返しましたが、未だにへたった様子は見られません。
マットレスはずっと同じ向きにしたまま寝ていましたし、片付けのときに足で踏んでしまったりしたのですが、すぐ元の形に戻っていきます。
形状記憶力がとんでもないんですね…。
というわけで、スリープマジックを使い始めて1か月経っても、相変わらず寝そべると心地よく背中を支えてくれますし、体を横にしても安定しています。
あんなにひどかった腰痛もかなりマシになり、寝ている間に腰が痛くて目が覚める、ということは一切ない状態です。
また起き上がる時も体が慣れてきたのか、深く沈み込むことを意識した力加減で起き上がれるようになりました。
目覚めもよく、入眠時間もかなり短縮化されているのがわかります。
ただ休日は心地よすぎて寝すぎてしまうこともしばしば…(笑)
当初感じていた違和感もすっかりなくなり、今では毎日の睡眠になくてはならない存在となりました。
相変わらずちょっと重たいのが気にかかりますが、腰痛が和らいできたこともあってか、折り畳みも随分楽にこなせるようになってきています。
腰痛にお困りのみなさんには、ぜひ一度使ってほしいマットレスのひとつとなりました!
今後もスリープマジックを継続して使っていき、どんどんレポートを追記していく予定です!
スリープマジックを使ってみて|メリット・デメリットまとめ
メリット
- 床に敷いても全く問題ない(12cm)
- 表面はかなり硬めだけど、しっかり体を支えてくれている
- 寝返りが打ちやすい・打っても腰が痛くならない
- 入眠時間が早まった
体圧が分散されることで、寝ている間に腰にかかる負荷が軽減し、腰が痛くて目が覚めたりすることはなくなりました。
また通気性のよいウレタン素材と表面がメッシュのためか、寝ていても布団の中が蒸れたりすることがほとんどありません。
デメリット
- マットレス自体がかなり重い
- 起き上がるときに沈み込むので工夫が必要
- 中在は洗えない
やはりネックなのがマットレスそのものの重さです。
特に床にそのまま敷く場合には腰を痛めてしまいかねませんので注意が必要です。
また慣れてしまえば大丈夫なのですが、起き上がるときに一点に体重が集中しかなり深く沈みますので、腰痛持ちの方は腰に負担をかけないようゆっくりと起き上がってください。
まとめ:ねむりやすく腰痛持ちでもOK。あとは重さと価格で要検討
最初こそ新しい高反発マットレスにドキドキしたり、本当に腰痛持ちでも大丈夫か不安に感じていましたが、1週間経った今となっては「使ってよかった!」と思えるマットレスになりました。
もちろん個人差はあるかもしれませんが、腰痛の軽減をはじめ、入眠時間の短縮にも大きく貢献してくれたと感じています。
あとはやはり少し重たいことですが、これは他のウレタン製マットレスとほとんど大差がないので仕方がないことかもしれません。
価格帯としては他のネット通販で購入できるマットレスとほぼ同じくらいですが、いずれも実際に店頭で商品お試しができるわけではありません。
しかし、RISE公式ホームページで、期間限定でマットレスのトライアルキャンペーンが実施される場合もあるそうです。
スリープマジックが気になっている、という方は、逐一公式HPをチェックしてみてくださいね。