マニフレックスのマットレスを実際に試してみたので、その感想をレポートします。
マニフレックスはイタリア製の高反発マットレスとして、多くの有名人が使用しています。
全体的に高反発な物が多く、腰痛改善が期待できるものが多いのではないでしょうか。
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Contents
マニフレックスのマットレスの種類と価格帯について
マニフレックスはマットレスを中心に、布団タイプ、敷パットタイプなどさまざまあります。
通気性を重視した、折りたたみのできるメッシュタイプは、他社のブランドにはない商品のひとつです。
素材の特徴は、高密度弾性素材のポリウレタンフォーム「エリオセル」で、これはマニフレックス社が独自開発しました。
他のウレタンフォームで作られたマットレス同様に、正しい姿勢での睡眠が可能で、優れた体圧分散を実現しています。
そこまでなら他社の高反発マットレスと同じですが、マニフレックスはウレタンフォームでありながら、とても通気性に優れているという特徴があります。
マニフレックスの種類と特徴
ウレタンマットレスは安価で耐久性がありますが、熱がこもりやすいという弱点があります。
しかしエリオセルは呼吸する構造になっているため、常に空気の流れが発生します。
これにより熱気がこもることもなく、夏場でもムレないマットレスを実現しています。
また耐久性も非常に高く、耐久試験の結果商品によっては15年もの長期保証をつけています。
15年は品質が落ちないということで、実際はもっと長い期間使用することが可能です。
ちなみに高反発マットレス中心のラインナップのため、スプリングを使用したマットレスはありません。
マニフレックスの価格帯について
マニフレックスの値段は非常に幅広いです。上は40万円を超す価格のマットレスがあります。
下はおよそ35,000円程度です。
ちなみに、ネット通販で購入できるモットン・雲のやすらぎ、東京西川のボナノッテなどがほぼ同じ価格帯となっています(39,800円~)。
素材や品質、口コミなどで比較しながら、どれにするか検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回店舗で試してきた人気の価格のものは、3万円~6万円台のものが中心になります。
輸入品ということもあるのか、やや高級品が目立ちます。
マニフレックスの良いところ
マニフレックスの優れている点は、やはりその品質の高さです。
快適な睡眠を実現するための技術力の高さは、世界のトップクラスと言っても過言ではありません。
- 体圧分散に優れている
- 通気性がよく、熱をうまく発散する
- 長期保証がある
体圧分散に優れている
体圧分散に優れているため、どこか一点のみが沈み込んでしまうことがありません。
寝姿勢はゆるやかなS字カーブを保ち、高反発のため寝返りを打ちやすいことも特徴です。
体にできるだけ負荷をかけない設計になっていますので、肩こりや腰痛の対策としても効果があります。
このため、腰に違和感を感じながら起床する…ということが格段に少なくなります。
通気性がよく、熱をうまく発散する
ウレタンフォームのマットレスでありながら、ムレにくいというのも他社製品にはない機能になります。
日本のジメジメした夏に、ウレタンフォームのマットレスを使用した結果、寝苦しさを感じる人もいます。
冬暖かく、夏は涼しいとは言わないまでも、こもった熱に悩まされることは少なくなるのは嬉しいですね!
長期保証がある
そして3年〜15年の保証期間があるというのも、安心して購入することができる後ろ盾になります。
安いマットレスの場合、最初は調子良かったのに、数年でヘタってしまった…ということもあります。
長期保証がされているのはメーカーの自信の現れでもありますので、購入を決める一つの指標とも言えます。
マニフレックスの悪いところ
メリットだけ見ていると、悩んだらマニフレックス!という気持ちになる方もいるかもしれませんね。
ですが、そんなマニフレックスにも当然いくつか気になる点があります。
- 値段が高い
- 返品保証はない
- 重くてメンテナンスしづらい
値段が高い
まずなんといっても、その価格帯です。
スタンダードタイプであればまだ手が出ないこともありませんが、機能性をプラスさせていくとどんどん価格がアップしていきます。
ラグジュアリータイプの場合は、シングルサイズでも10万円以上と、ちょっと簡単には手が出ない金額になります。
もちろんスタンダードタイプでも充分な効果があるのですが、もっと良いものがあるならそちらを選びたくなりますよね。
返品保証はない
自分に合わなかったときの返品保証などがないことも、マニフレックスのデメリットのひとつです。
高反発マットレスの欠点のひとつに、少し横になったくらいでは、自分に合っているかどうかがわからないという点があります。
人によっては1ヶ月以上使用して、初めて自分に合っていることを実感することができたりする商品です。
店舗で「いい感じ」だったからといって、実際に一晩しっかり寝てみると「なにか違うかも」と感じることもあります。
この場合は無理して使い続けるか、別のマットレスを購入することになります。
重くてメンテナンスしづらい
さらにスタンダードのシングルサイズで12kgもあります!
腰が悪い人や高齢者、女性の方が持ち上げるにはちょっと負荷が大きすぎるかもしれません。
陰干しのために持ち上げて腰を傷めた、なんてことにならないように注意する必要があります。
人気の3モデルを実際に試してみました
マニフレックスのマットレスの中でも比較的値段が安くて、人気の3種類を実際に店舗で試してみました。
寝心地が硬い順番に紹介します。
- マニ・スポーツ
- モデルトリノ
- MODEL246
マニ・スポーツ
高反発のマットレスが多いマニフレックスの中で、最も反発性が高いのがこのマニ・スポーツです。
確かに寝転んで見ると、ほとんど体が沈みません。
だからといって、素材の硬さやベッドフレームの違和感などを感じることはありません。
お店の方に聞くと、相撲取りの嘉風関が使用しているそうです。
硬めということで、やはり大柄な人、体重が重い人に人気だそうです。
モデルトリノ
モデルトリノは人気マットレスの中で、硬さは中くらいです。
厚さは先のマニ・スポーツと同じ16cmですが、表面と裏面に素材を貼りあわせて、何層にも重なりあってマットレスを構成しています。
その分肌触りや寝心地がよくなっているように感じました。
実際にマニフレックスでモデルを務めている、香川真司、青木宣親、前田健太、山田哲人などはみんなこのモデルトリノを使用しているそうです。
MODEL246
マニフレックスの中で最もポピュラーで売れているモデルだそうです。
今回試した中では、最も柔らかい素材でした。
芯材にエリオセルを使用している点は先の2つと変わりませんが、表面にポリエステル、ナイロンを使用している分、価格が安くなっているのでしょう。
寝心地は悪くありませんが、先の2つに比べると少し体が沈みがちで、腰痛持ちにはあまり向いていないかもしれません。
まとめ:品質は間違いなし。本当に良い物は6万円台から?
マニフレックスは快適な眠りを手に入れたい人におすすめです。
腰痛で悩んでいる人や、スポーツなどで腰への負荷が大きい人にも試してもらいたいマットレスです。
スタンダードクラスなら、他社製品と同等か少し高いくらいの金額で購入することが出来ます。
上を見てしまうとキリがありません。
今回、実際に試して見た中で、一度寝てみてよかったと感じられるのは、モデルトリノ
(シングルサイズ:68,000円)でした。
ニトリの時も感じましたが、すぐに寝心地の良さが体感できるものは、60,000円以上はかかるものなのでしょうか。
ちなみに、マニフレックスの真髄を体感できるのはやはりラグジュアリータイプです。
最高級品のマットレスを手にしたい場合は、寝具に数十万円かけられる余裕が必要になります。
そういう意味では、マニフレックスは経済的に余裕のある人におすすめのマットレスということになります。