食品から衣服、家具に至るまでなんでも揃っている無印良品。
「人をダメにするソファ」などでブームを巻き起こし、現在もインテリアフロアにはたくさんのビーズクッションやソファが並びます。
私も今回のレポートの前に少し座ってみたんですが、確かにあれは起き上がれなくなります。
本当に一瞬で人をダメにするんですね…。
もちろんベッドルーム商品も健在で、たくさんのマットレスが販売されています。
無印といえばシンプルで使いやすい商品の多い印象ですが、実際の使用感はやっぱり手に取ってみないとわかりませんよね。
ということで、今回は無印良品から発売されているマットレスを実際に体験してレビューしていこうと思います!
【管理人より】
今回の記事も、管理人多忙のため、腰痛友人のYさんが行ってくれました。
IKEAにつづいて、第2弾です♪
→腰痛持ちの筆者オススメ!イチオシマットレスはこちらをタップ
無印良品のマットレスの種類について
無印良品からは全部で7シリーズものマットレスが販売されています。
2017年1月現在販売されているマットレスと大まかな特徴を表にまとめました。
商品名 | 厚さ | 価格 |
天然素材でつくったノンコイルマットレス | 19cm | 75,000円~ |
増量タイプ・超高密度ポケットコイルマットレス | 19cm | 80,000円~ |
超高密度ポケットコイルマットレス | 19cm | 65,000円~ |
高密度ポケットコイルマットレス | 19cm | 48,000円~ |
ポケットコイルスプリングマットレス | 19cm | 26,250円~ |
スプリングマットレス | 18cm | 15,000円~ |
体圧分散ウレタンマット | ー | 14,000円~ |
ほとんどが高反発素材であるウレタンフォームが入ったマットレスになっていますね。
IKEAのマットレスと同じく、ラテックス(天然ゴム)を使用したマットレスもあって、腰痛持ちとしてはこちらも期待大です。
ちなみに一番下にある「体圧分散ウレタンマット」はマットレスではなく、敷ふとんやすでに持っているマットレスの上に敷いて使う薄手のものになっています。
無印良品のマットレスの価格
マットレスの価格帯としては15,000円くらいからに設定されており、スモール~クイーンサイズまで用意されています。
ちなみに、クイーンサイズの一番高いものでなんと12万円…。
セット購入がオススメされているベッドフレームとあわせると15万を超えてきます。
こうなるともう、寝心地を体験してみないことにはホイホイ出せない金額ですね。
さっそく店舗で寝心地を体験してみた
今回調査できたのは「超高密度ポケットコイルマットレス」以外の6シリーズ。
しかしなかには寝ることのできないディスプレイのみのマットレスもありました。
ですので、実際に触った感触や座り心地、堅さなどをご紹介していきます。
体圧分散ウレタンマットの体験談:薄くてでこぼこ、やり手マット
脚付きマットレスとセットで、一番最初に体験することができました。
かため・やわらかめの2種類が用意されており、体験できたのはかためタイプ。
ウレタンマットそのものはとても薄く、床に直に敷いて寝ることはできない様子。
無印良品通販ページでも、マットレスなどに敷いて使うことを推奨しています。
肝心の寝心地はというと、表面はでこぼこしていて、寝てみると少し体が沈みます。
しかし、このでこぼこの点で体を支えてくれている感覚でした。
体は沈むけど、全身がまんべんなくベッドに落ちていく…という感じ。
スプリングマットレスの体験談:リーズナブルな価格がウリ
続いてはスプリングマットレス。
無印良品のマットレスとしては一番安く購入できるシリーズです。
腰かけてみると少し体が跳ねました。初手からなかなか弾力があります。
実際に寝てみると、結構しっかりした弾力があり、堅めです。
マットレスが背中を正面から受け止めていて、寝返りを打つと少し浮き沈みするかな?といった感じ。
しかし高反発で支えてくれている、というよりはちょっと硬い印象が目立ちました。
腰痛持ちの方は少し辛いかもしれません。
高密度ポケットコイルマットレスの体験談:ほどよく馴染む普通のマットレス
表面をぐっと押し込んでみると、結構堅くてなかなか沈みません。
しかし腰かけるとふんわりしていて、体が跳ねることもありません。
よくも悪くも、堅過ぎずやわすぎず、寝心地のよい普通のマットレス。といった具合でした。
ちなみに形状記憶などはなく、離れるとすぐに元の形に戻ります。
軽度の腰痛を持っている方で、寝具にそこまでお金をかけたくない!という方は一考の余地ありのマットレスです。
ポケットコイルスプリングマットレスの体験談:安定感では一歩及ばず
ポケットコイルスプリングマットレスの基本形となるマットレスです。
他のものと比べ、マットレスの数が少なめになっているぶん価格も安くなっています。
表面をぐっと押し込んでみると、高密度ポケットコイルマットレスよりはやや強い弾力がありました。
腰かけてみてもすぐに沈み、ぼわっとすぐに跳ね上げられてしまいました。
体重によっては体が大きく跳ね上がってしまいそうで、安定感はあまり感じられないマットレスです。
増量タイプ・超高密度ポケットコイルマットレス:とにかく堅い
現在無印良品の中で販売されているマットレスの中で一番高額なマットレスです。
敷き詰められたポケットコイルスプリングがバランスよく体を支え、安定した寝姿勢を…ということなんですが。
押し込んだ瞬間、「うわ堅い!」と声に出るほど堅かったです。
私見ですが、どうもしっかりしすぎている感がありました。
寝心地もマットレスに寝ている、というよりは少し柔らかい床に寝ている、といった感じ。
どちらかといえばかなり体重があって、かつ腰痛を持っている人向けのマットレスと言えそうです。
天然素材でつくったノンコイルマットレス:こだわりの見えるマットレス
最後はラテックス素材をふんだんに使ったノンコイルマットレス。
ラテックス(天然ゴム)を使用しているので、アレルギーのある方は注意してください。
実際に触れてみた感触ですが、最初は少し堅く感じるのですが、力を入れて奥に行くほどやわらかくなっていく不思議なものでした。
背中を預けてみると全身にフィットしてくれて気持ちよく、ゴムのやさしい弾力が体を跳ね上げることもありません。
IKEAのラテックスマットレスに比べると、中のスリットは一定間隔で入っています。
そのぶんマットレス全体で体を支えてくれているような寝心地でした。
ちなみにラテックス特有のゴム臭さなどは特に気になりませんでした。
まとめ:それぞれ硬さはお好みで。無印良品は「程よさ」が売り
無印良品のマットレスは厚さが19cmとほぼ横並びで、それぞれ中の素材がたくさん入っているかどうか、マットレスのサイズでお値段が決まっています。
全体的に寝心地はお値段相当、といったところです。
ただ増量タイプ・超高密度ポケットコイルマットレスだけはとにかく堅い!という感想でした(笑)
高密度ポケットコイルマットレスだけでも3種類用意されていますので、お好みに合わせて選べるというふうになっているようです。
やっぱりどのくらいの間使えるのかが気になる
また天然素材でつくったノンコイルマットレスは、やはりこだわりのラテックスを利用しているとあってかたすぎずやわすぎず、寝心地のいいマットレスでした。
店舗にもマットレスの断面図が置いてあって、力を入れていることがよくわかります。
お値段がスモール75,000円~と、通販マットレスに比べやや手の出しにくい価格となっていますので、どのくらいへたらず、長く使えるのかが焦点となってきますね。
管理人も腰痛持ちですが、このマットレスならいいかも…と少し興味が湧きました。
腰痛持ちにはちょっと手が出しにくく、試せるかどうかは店舗次第
しかし、やはりいずれも腰痛改善を前提に作れられたマットレスではありません。
スポーツ選手が愛用しているものや、通販で購入できる安いマットレスに比べても手が出しにくい価格のため、よく吟味して選ぶ必要があります。
また、無印良品のマットレスは店舗で実際に寝られるものとそうでないものがあります。
大きな店舗のフロアにいってもマットレスがベッドとしてディスプレイされているだけで、実際には寝られない場合もあります。
「全部一気に試したい!」という人は、店舗まで事前に確認しておいたほうがいいかもしれません。
そこまでしたくない、という方や、口コミを見て通販で購入したい、という方は、このページが少しでも購入の参考になればと思います。