雲のやすらぎの特徴、腰痛への効果、欠点などまとめて語ります。
私管理人(夫)ですが、もう、雲のやすらぎを使って5年になります。
さすがにかなり使用感が出てきたのと、2016年に「雲のやすらぎプレミアム」としてリニューアルされたので、このたび買いなおすことにしました。
ちなみにこれが5年前に購入したものです。
シーツの上にパットを敷いていたので見た目は綺麗ですが、ボリュームがなくなってきました。
※2016年以降の新バージョン版では10年程度は保つとのことです。
どうせ買いなおすなら、職場の人たちにもちょっと体験してもらおうということで、予備知識なしで、「あなたなら雲のやすらぎをいくらで買うか?」というお遊び的なモニタリングもしてみました。
まずは、雲のやすらぎって?という方のために魅力やデメリットについて少し紹介したいと思います。
雲のやすらぎを知らない10人が、実際に寝てみて値段をつけたレポートはこの下にあります。
Contents
雲のやすらぎ基本情報
販売元 | 株式会社イッティ |
所在地 | 東京都渋谷区 |
購入方法 | 公式サイト他ショッピングページからの注文 |
商品代金以外の必要金額 | 全国一律630円(税込)※5000円以上で送料が無料 |
お支払い方法 | 代引き、クレジットカード、銀行振込、後払い(コンビニ・郵便局・銀行) |
ホームページ | http://ichiban-boshi.com/ |
販売元は株式会社イッティという会社です。
寝具メーカーではなく、色々なお悩み解決商品を販売しています。
私が最初に5年前に雲のやすらぎを購入した時より、商品が色々増えました。
今では98,000円の高級マットレスも売っています。
商品代の他に送料がかかりますが、5,000円以上の購入になるので、送料は無料で、本体価格のみの支払いになります。
支払い方法は、コンビニ払いなど色々な方法に対応しています。
雲のやすらぎラインナップ
雲のやすらぎにはシングル・セミダブル・ダブルの3種類のサイズがあり、ライフスタイルに合わせたサイズを選ぶことが出来ます。
- シングルサイズ:39,800円
- セミダブルサイズ:49,800円
- ダブルサイズ:59,800円
独身の一人暮らしで、寝具もコンパクトにしたいという人はシングルサイズ、1人でも少し広々と寝たいという人にはセミダブルサイズ、そして2人で眠りたいときはダブルサイズがおすすめです。
ちなみに「陽だまりの休息」という掛け布団「六角脳枕」という枕も通販サイトでは売られており、セットで購入すると割引率が高くなります。
雲のやすらぎの硬さはどのくらい?
雲のやすらぎの硬さは、問い合わせしたところによると150~160ニュートンあたりだということ。
マットレスの硬さとしては、だいたい体重50kg~80kgあたりの人を目安に作られているようですね。
高反発マットレスとしては結構硬めに作られていますので、床にそのまま敷いても、ちょっと体重のある人が寝たり、たとえ子どもが飛び跳ねてしまったとしても、すぐにへたってしまうということはありません。
しかし雲のやすらぎはその密度に関して公式な言及がなされておらず、通気性はよいのですが耐久性に疑問が残ることとなっています。
雲のやすらぎの特徴
雲のやすらぎは色々特徴がありますが、中でも他の寝具にはあまり見られない、独自のメリットはこの2つです。
- 厚さ17cmの極厚構造
- 両面使えて、オールシーズン対応
厚さ17cmの極厚構造
雲のやすらぎの最も特徴的な部分は、厚さ17cmの極厚の構造にあります。
それぞれに機能を持った5層の素材を重ねることで、より深い眠りを作り出すように作られています。
体圧分散に優れ、一般の敷布団と比較しても、仰向けになったときの接触面積が2倍以上になったという実験データもあります。
上手に体圧分散をすることで、腰への負担が小さくなり、より快適な眠りを促してくれるのが雲のやすらぎの特徴になります。
両面使えて、オールシーズン対応
5層構造の一番外側の面を裏と表で違う素材を使用しています。
また季節によって両面を使い分けることで、冬は暖かく夏は涼しい敷布団を実現しています。
秋冬用の面には、フランスロレーヌ羊毛を贅沢に使い、ダニなどが気になる春夏用の面には防ダニ・抗菌仕様のマイティトップⅡを使用しています。
また、両面を使い分けることで、へたりにくくなるという効果もあります。
バージョンアップして何が変わった?
2016年に雲のやすらぎはリニューアルされました。
強化されたのは、5層構造の一番真ん中、3層目に高反発スプリングマット(ウレタン素材)を使用しました。
ウレタンは、体が接する部分に使用すると、熱がこもりやすく寝苦しいこともありますが、布団の中心部に使うことで、反発性の良い部分だけを活かすことに成功しています。
新クロスクラウド製法って?
リニューアルした雲のやすらぎのバージョンアップポイントのひとつとして、「新クロスクラウド製法」という、なんだか聞き慣れない、雲のやすらぎ独自の体圧分散法が挙げられます。
新クロスクラウド製法とは、
- 体の負荷を点で支え、体圧を縦方向へ逃がすアルファマット
- マットレス中心部の高反発ウレタンスプリングマット
これら二つのマットの反発力で体重を流すように押し返し、硬すぎず柔らかすぎない寝心地を実現したものです。
例え寝返りを打って体重のかかる分が変わっても、この層になったマットが体に負担をかけることもなく体重をゆるやかに逃がしてくれるのです。
この二つのマットが新たに採用された結果、雲のやすらぎプレミアムと身体の接触面積は3224.77㎠から4129.02㎠と大幅に改善され、より効率よく体圧分散がされたことがわかります。
雲のやすらぎ最安値は?
現状、雲のやすらぎが買えるのは現状では以下の3つです。
- 公式サイト
- 楽天市場
- ヤフーショッピング
Amazonもかつては出品していましたが、現在では取扱していません。
私は公式通販サイトで購入しました。
今回は39,800円と高額商品のため、万一トラブルがあった場合の対応が一番確実だからです。
あと、楽天やヤフーショッピングなどのモールで買う場合、代理店が取扱をしているので、店舗によって発送スピードがまちまちの場合があります。
今回、公式ショップからは注文後2日で到着しました。
打倒モットン?雲のやすらぎにもついに、返金保証がついた!
雲のやすらぎは通販専用商品です。店舗などで試す機会がありません。
なのに、返金保証がないってどういうこと?と不満の声も聞かれたのですが、ついに2017年、返金保証が付きました!
ただ、ホームページを見ただけでは「返金保証100日間」の中身がわかりづらいですね。
ということで、早速販売元のイッティにメールで問い合わせてみました。
その結果がこちらです。
100日経過した後の15日間以内が返金対象期間という訳らしいですね。
つまり、逆を返せば、100日経過するまでは、いくら体に合わないからと主張しても、返金には応じてくれないわけです。
ところで、この返金方式、どこかで見たことありますね・・・。
そう、モットンですね。
モットンは、90日経過後、2週間以内に返金請求すれば、送料負担で返金してもらえるというものです。
雲のやすらぎとモットンの返金システムの比較 | ||
返金期間 | 返品送料 | |
雲のやすらぎ | 90日経過後、2週間以内 | 本人負担 |
モットン | 100日経過後、15日以内 | 本人負担 |
(参考)モットン口コミ15人の体験談から分かる、向き不向きと腰痛改善効果
完全にモットンを意識してますね(笑)
雲のやすらぎも、モットンも、ネットでかなり売れている寝具なので、お互いの良いところを取り入れているのでしょう。
ともあれ、これで雲のやすらぎが更に一段、買いやすくなったことは間違いありませんね。
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雲のやすらぎの使い方。ベッドマット代わりにも使えるが、畳の上がベスト
雲のやすらぎが最も相性が良いのは、畳の上での使用になります。
雲のやすらぎを使う場所 | |||
畳 | ◎ | フローリング | ◯ |
ベッド | ◯ | マットレスの上 | ◎ |
雲のやすらぎは敷布団ですが、マットレス代わりとして、ベッドの上でも使用することが出来ます。
また、今使っているマットレスがあるなら、その上に雲のやすらぎを敷くことも可能です。
厚さが17センチもあり、体が沈み込まないので、フローリングにも使用できます。
ただし、雲のやすらぎは通気性が良いので、寝ている間にかいた汗を外に出すため、汗が床にたまって、カビてしまうことがあります。
その場合は、防カビマットやすのこなどを敷いて寝ることをおすすめします。
雲のやすらぎを使用した感想。腰痛改善効果もあるが、寝心地が最高
まずは、雲のやすらぎを5年間使用した管理人の感想と腰痛の改善効果などをまとめます。
- 寝心地について
- 臭いについて
- 腰痛改善について
寝心地について。高級寝具ならではの心地よさ
最初に雲のやすらぎを使ったのが5年前でした。
その時は「良い布団はこんなに気持ちがいいんだ」という衝撃を受けました。
すでに私は軽い腰痛を持っており、それまでは、1万円台の厚さ10センチもない普通の布団で寝ていたので、厚さ17センチの雲のやすらぎに初めて寝た時は、体が包み込まれるような柔らかさに驚きました。
高反発マットレスの場合、それまで使用したことがなかった人は、心地よいと感じるまでに時間がかかるということを聞きます。
しかし、私の場合、雲のやすらぎは初日から寝心地がよかったことを覚えています。
臭いについて。全く気にならない。
雲のやすらぎは羊毛を使用しているので、買いたての頃は羊毛の臭いが気になるという口コミもありますが、特に私は気になりませんでした。
万一気になる場合は、薄手の敷きパットなどを利用すれば全く問題ないと思います。
腰痛改善について。背中のハリはとれた
雲のやすらぎを使うことで、腰痛克服を期待しましたが、すっきり腰痛がなくなったとまではいきません。
1日のうち8時間眠ったとしても、それ以外に10時間くらい椅子に座って仕事をしています。
長時間のデスクワークからくる腰への負担は、雲のやすらぎだけでは克服できませんでした。
ただ、腰痛からくる背中のハリは改善されました。
慢性的な腰痛持ちの方はわかると思いますが、腰が痛いと、腰を動かさないようにするため、背中をがんばって動かすので、背中や肩にハリが出ます。
痛いところをかばって、他のところが痛くなるという悪循環なんですが、雲のやすらぎを使用してからは、軽い筋肉のハリは朝起きると取れているようになりました。
背中からお尻にかけて全体的に違和感を感じていたんですが、最悪の状態を脱出することができたのはよかったと思います。
雲のやすらぎの日常のお手入れについて
雲のやすらぎは、一般的な布団よりも1,2キロ重いので、ベランダに干しにくいですが、干すことは可能です。
ただし、布団の中心に使用しているウレタンは、熱にあまり強くないので長時間高温に晒さないほうがいいでしょう。
持ち上げにくい、ベランダが狭いので、日干ししにくいというのであれば、風通しの良い場所で陰干しすることでOKです。
耐久性について。リニューアル後は10年OKの検査済み!
雲のやすらぎは1週間程度ですぐにへたるという悪評もありますが、1ヶ月や3ヶ月程度寝たところで、見た目に変化はありません。
ただし、マットレスとは違うので、やはり3年以上使用していると、厚みがなくなってきます。
上の画像は、5年前ほぼ毎日使用したものと、新品です。
その差は歴然ですね。
我が家の場合は、私が面倒くさがりなので、ほとんど日常的な手入れはしませんでした。
おまけに子供が布団の上で飛び跳ねるので、5年も使用すると新品と比較すれば、かなりボリュームダウンしたのがわかります。
季節に応じて、表裏を変える、2週間に一度は上下を入れ変えて、体圧がかかる部分を変えるなどの工夫は必要になってきます。
ちなみに、2016年のリニューアル以降耐久性が上がり、検査によれば10年程度は保つようになったとのことです。
雲のやすらぎデメリットの真実。かさばることよりも、試せないのが残念
ここまで、雲のやすらぎをややべた褒めしてきましたが、少しデメリットについても触れておきたいと思います。
ただ、他のサイトやブログで書かれているのは若干間違っている部分があるので、少し訂正しておきます。
主なデメリットは以下の3つです。
- 購入当初は折りたたみにくく、かさばる?
- 市販シーツが使いにくい?
- 布団が重くて運びづらい?
- 店舗購入ができないので、実物に触れる機会がない
購入当初は折りたたみにくく、かさばる?
雲のやすらぎは折り畳めずに、収納に困るという口コミが多いです。
たしかに、購入当初はパンパンに張っているので折りたたむことすら難しいですが、体に馴染んでいくにつれて、段々柔らかく折りやすくなります。
雲のやすらぎは分厚いからたたみにくいのではなく、折り目がついていないからたたみにくいのです。
しかし、毎日折りたたんでいると、折れ目がうまくついて徐々に折りやすくなります。
購入から1ヶ月~3ヶ月程度は収納に困るかもしれませんが、その場合は写真のように、ゴムで止めて床に置いておくことで解消されます。
市販シーツが使いにくい?
雲のやすらぎの一番のデメリットは、市販シーツが使いにくいことでしょう。
厚さが17センチもあるので、通常サイズのシーツには入れづらいです。
入るには入りますが、買いたてのころは、シーツのサイズが小さくて、布団が軽く波打つこともあります。
気にせず寝ていると、徐々に馴染んでくるので問題ないといえば、問題ないですが、気になる人もいるでしょう。
販売元のイッティでは、雲のやすらぎ専用ボックスカバーも販売されているので、私は今回、そちらを購入しました。
ちょっとわかりづらいですが、上の写真がそうです。
肌触りがよくて気に入っているのですが、市販のシーツが使いづらいのはちょっとデメリットですね。
(2017年10月追記)
これまでは布団用のシーツを使用していたのでかなり窮屈をでしたが、ベッドマットレス用のボックスシーツを使用すると、窮屈感はなくなります。
重くて運びづらい?
確かに、雲のやすらぎは重めです。
シングルサイズで、約7Kg、セミダブルで8.4kg、ダブルサイズで9.8kgになります。
東京西川のごく標準的な布団(シングルサイズ)が4.8Kgなので、それを考えると重いですね。
ただ、普通の布団とは厚みが違います。同じ東京西川のムアツ布団も5.2kgありますが、厚みはムアツの2倍、雲のやすらぎが分厚いです。
分厚い分の重さだと考えるほかありませんね。
店舗購入ができないので、実物に触れる機会がない
最後は、通販ならではのデメリットですが、実物に触れる機会がないことです。
日本全国どこの店舗にも置いてないので、家に届くまで肌触りや寝心地などを体感できません。
開封後の返品は、破損などがある場合を除いては不可なので、できれば東急ハンズなど有名店舗にも置いてほしいところですね。
雲のやすらぎ使用者10人の口コミ
今回、雲のやすらぎを買いなおすにあたって、腰痛を抱えている同僚や職場の人にも体験してもらいたいと思い、実際に体験してもらいました。
実際に寝てみた感想を聞くだけではおもしろくないので、雲のやすらぎを知らない10人に、「自分がこの布団を買うなら、いくらで買いたいか」を聞いてみました。
10人の体験者の感想に見る共通点
雲のやすらぎを体験してもらった10人が回答してくれた意見の共通点は以下のような点です。
- ちょうどいい硬さ
- 寝心地が良い
- 体にフィットする
雲のやすらぎは、腰痛改善に効果があるということを説明せずに、寝てもらったのですが、みなさんおおむね、商品の特徴をうまく体感してくれていました。
この時モットンも同じように体験してもらったのですが、悪い点を上げる人が少なく、モットンよりも評価は高かったように思います。
(参考)モットン口コミ15人の体験談から分かる、向き不向きと腰痛改善効果
ただ通気性の良さについては、一度寝てみたくらいではわかってもらえませんでした。
10人が答えた平均額は37,658円。ほぼ販売価格と同じ結果に
そして、今回、雲のやすらぎを体験してもらった10人に、自分で買うならいくら払うか答えてもらいました。
10人が答えた平均額は37,658円でした。
シングルサイズの販売価格が税込み39,800円なので、ほぼ販売価格と同じ答えが出る結果になりました。
本当に価値のあるものは、みなさんわかるものなんですね。
体験者の値段を付け方には、2つの傾向がでました。
ひとつは、自分が寝具を購入したことがない人は、値段がわからず安めの値段を設定するということです。
相場が全くわからないので、単なるゲームにもかかわらず真剣に悩んでおられました。
逆に言えば、日常から良い寝具で寝ている人は、高機能な寝具の価格相場がわかっているので、高めの値段をつけていました。
もうひとつは、腰痛持ちの人は、高めの値段設定にするということです。
特に質問したわけではないのですが、雲のやすらぎの体験中に自分が腰痛持ちであることを告白してくれる人が何人かいました。
そういった人たちは、すでに腰痛に良い寝具を使っている、もしくは今まさに探していることが多く、高めの値段設定をする傾向にありました。
雲のやすらぎはこういう人に向いている
今回試してもらった10人の意見と、日常雲のやすらぎを使っている管理人の意見をまとめて、こういう人は雲のやすらぎを買うのが向いているという一つの答えを出してみました。
- 柔らかすぎない布団で寝たい人
- 洋室にも敷ける布団を探している人
柔らかすぎない布団で寝たい人
雲のやすらぎは硬すぎず、柔らかすぎず、ほどよい硬さを保っています。
5層構造なので、高反発でありながら、布団の上で、体が弾むような感覚はなく、高級マットレスのような寝心地を体感できます。
こういった感覚は、厚手の布団ならではですね。
洋室にも敷ける布団を探している人
最近は洋室だけの家に住んでいるという方も多いと思います。
でも、ベッドでなく、布団で寝たいという人も少なくないでしょう。
薄いマットレスや布団では、腰痛の人は悪化させてしまう場合がありますが、雲のやすらぎは厚みが十分にあるので、フローリングや硬い床に敷いても体が痛くなりません。
まとめ:厚手の寝具は寝心地がいい。迷ったら厚手の布団を買う
今回、10人に雲のやすらぎを試してもらった結果は、寝心地が良いという好評でした。
また、私自身も、雲のやすらぎ以外の高級マットレスをいくつか試してみましたが、共通して言えることは、厚手の寝具は寝心地が良いということです。
それも、単純に分厚いだけでなく、何層にも折り重なってできている寝具は、体が沈むことが少なく、柔らかさを感じることができます。
いくら腰痛に良いと言われてても、寝心地が悪い寝具は買いたくないですからね。
腰痛に良い布団選びで迷ったら、多重構造になっている厚手の布団を選ぶことをおすすめします。