マットレスというと、どうしても高級品か超安価商品、というイメージはありませんか?
かといってブランドで探すわけにもいかず、アマゾンや楽天で検索する…。
するとよく出てくるのが「タンスのゲンの高反発マットレス」です。
特にアマゾンの人気ランキングでは常に上位にいるタンスのゲンのマットレス。
価格帯としては安価なほうで、高評価の口コミも多く見られます。
でも、腰痛持ちの人でも使えるかというと…実際に試してみないとわかりませんよね。
というわけで、このページではタンスのゲンのマットレスを購入して、実際に寝てみた感想をレポートしていきたいと思います!
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タンスのゲンのマットレスの種類と価格帯、特徴はどんなところ?
タンスのゲンは、主に楽天市場で家具などを販売している通販ショップサイトです。
アマゾンにも出店していて、その価格の安さと品質で人気を集めています。
特にマットレスの種類は豊富で、安いものなら5,000円足らずで購入することができます。
主なマットレス商品 | 厚み | 価格 |
三つ折り高反発マットレス | 10cm | 5,980円 |
低反発マットレス | 4cm | 3,980円 |
ボンネルコイルマットレス | 17cm | 6,980円 |
高反発マットレス | 20cm | 12,800円~ |
ツインウェーブ | 5cm | 16,800円~ |
ヴィーナスリープ(低反発) | 10cm | 18,333円~ |
タンスのゲンでは自社で開発したマットレス以外にも、様々なブランドのマットレスを取り扱っています。
タンスのゲンの高反発マットレスの厚みは10cmと、マットレスとしては無難な厚みです。
何よりその価格の安さが光っていて、アマゾンではボンネルコイルマットレスが1万円を切っていました。(2017年10月現在)
その他の商品も雲のやすらぎなどと比べ、かなり安価なものが取り揃えられています。
それぞれ仕様は異なりますが、硬さやサイズが異なるなど、選択の幅が広くなっているのは好印象ですね。
今回は「三つ折り高反発マットレス」を購入しましたので、その細かな特徴をご紹介します。
タンスのゲンの三つ折り高反発マットレスの特徴はその形状記憶力にあり?
タンスのゲンの高反発マットレスでは、オリジナル開発のウレタンフォームを使用しています。
ぐっと力を入れて押し込んでもすぐに形状が元に戻る、「形状記憶力」に優れているようです。
マットレスとしてはやや硬めで、140Nの反発力と10cmの厚みで体をしっかり支えます。
この140Nというのは、あのモットンと同じくらいの硬さですね。
またカバーは取り外して洗うことができ、折り畳んで持ち運び、陰干しも簡単にできます。
厚みが10cmあるのに1万円を切っていることも考えると、かなりお買い得な商品と言えそうです。
実体験レポート!膨らむまで時間がかかるけど、特徴は特になし!?
それでは早速、タンスのゲンのマットレスを実際に使ってみましょう!!
タンスのゲンのマットレスはこんな箱で到着しました。
オクタスプリングなどと同様、密閉真空になってくるくる巻かれているようです。
この復元には1日~2日程度かかるとのことですが、とにかく開封してみましょう。
出ました!ビニールに戻せなくて箱に戻せなくてウワー!となるタイプの詰められ方です。
つべこべ言ってないで早速開封していきます。
ご覧の通りかなりギチギチの状態で、引っ張ってもなかなか出てきてくれません。
かくなる上は引きちぎるもやむなし…。
なんとかビニールを引き千切ることなく中身が出てきてくれました。
とはいえまだ真空でぺろぺろ、チョコのような状態のままなので、早速ビニールから出してみましょう。
こちらがビニールから出した瞬間の写真です。
フラッシュの加減で色がまばらになっていますが、ちゃんとブラウンですよ!(笑)
まだ完全に復元しきれていないので、しばらく放置しておきます。
暫くすると人が乗っても大丈夫なくらいに膨らんできました。
まだ疎らに膨らんでいないところがありますが、日を追うごとに形状が整っていくのでしょう…。
というわけでもう我慢できません。おやすみなさ~い!
寝てみた最初の感想としては「ああ~なるほど…」といった感じ。
10cmという厚みの割には反発力があり、オリジナルウレタンフォームが仕事をしているんだな、と感じました。
ただ、「包まれている」「体を支えられている」という感覚はほとんどありませんでした。
腰痛持ちとしては、体を支えてくれるホールド力を期待していたのですが…。
このマットレスの硬さは140Nなので、モットンと同じくらいのホールド力があると思っていました。
柔らかさや寝心地の上でも、明らかにモットンのほうが上かなと感じます。
それだけに、「こういうところに安さが出ているのかな」という感想です。
実際にマットレスの表面を手のひらで押し込んでみると、こんなふうになります。
全体的にあっと驚くようなこともなく、可もなく不可もなし、といった感じの寝心地でした。
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可もなく不可もない…普通のマットレス|メリット・デメリットのまとめ
タンスのゲン高反発マットレスのメリット。安くて価格相応な商品
- 幅広いラインナップから自分にあったものを安く購入できる
- 三つ折りタイプで持ち運びやすく、メンテナンスもしやすい
- 10cmマットレスなので底付き感が少なく、反発力も優れている
タンスのゲン高反発マットレスの大きなメリットは、なんといってもその価格帯です。
10cmという厚みでありながら、1万円を切るマットレスはかなり少ないです。
また三つ折り式で持ち運びしやすく、陰干しなどメンテナンスしやすい点も大きな魅力ですね。
肝心の寝心地も悪いわけではなく、反発力があるので床を感じることはほとんどありません。
タンスのゲン高反発マットレスのデメリット。耐久性や通気性に難アリか?
- ウレタンフォームの通気性が悪い可能性が高い
- 反発力の割には体を支えてくれている感触がない
- 大きく寝心地が変化するような特徴は一切ない
このマットレスを利用する上で最も気になるのが通気性です。
販売ページにはたくさんのメリットが書かれていますが、ウレタンフォームの通気性の悪さについては一切触れられていません。
ウレタンフォームは一般的に通気性が悪いので、品質が悪いとすぐにへたってきてしまいます。
また反発力はあるのですが、体圧分散したり、体を支えてくれているような感覚はありません。
これによって睡眠環境が激変したり、腰痛がよくなったりするということはないでしょう。
腰痛持ちだから新しくマットレスを購入したい、という時には、まず候補から外すべき商品です。
まとめ:悪くないけど良くもない。タンスのゲンの高反発マットレスは無難すぎる商品
タンスのゲンのマットレスは可もなく不可もなく、価格の安さを考えるとお値打ち、といった商品です。
ただし、モットンのような、特筆すべき大きな特徴があるわけではありません。
(参考)→モットン口コミ15人の体験談から分かる、向き不向きと腰痛改善効果
すぐに腰痛が改善されたり、睡眠の質が改善されるような商品ではないことは確かです。
ただ一人暮らしをはじめて、とにかく安いマットレスが必要、という時には一考の余地があるでしょう。
少なくとも、すでに腰痛に悩まされている人が検討すべきマットレスではないので要注意です。