評判がいい東京西川の高反発マットレスAirについて口コミします。
Airは特殊な凹凸を持つマットレスで、いかにも「体を点で支えます」というのが見て取れ、腰痛改善効果も期待できます。
また、広告モデルにキングカズこと三浦知良やブラジルのサッカー選手ネイマールを起用しているところから、アスリート志向、体のケアに気を配る中間層から富裕層向けであることはわかります。
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2017年はついに、日本ハムファイターズの大谷翔平投手をイメージキャラに起用しましたね。
画像が使用できないのが残念ですが、東京西川のこのマットレスにかける本気度が伝わってきます。
知名度やイメージという点では問題ないのですが、凹凸のマットレス上に寝て、本当に寝心地が良いのかという点が気になったので、近くのデパートに足を運んで実際に体験してみました。
種類が多いAirのラインナップ
Airはとても種類が多いです。まず、モデルが3種類にわけられます。
- ファーストモデル
- ゼロスリーモデル
- プレミアモデル
以上の3つですが、それぞれにパターンがあるので、表にまとめました。
モデル | マットレス | ベッドマットレス | 特徴 | ||
硬さ | 硬さ | 硬さ | 硬さ | ||
ファースト | ベーシック | ハード | ベーシック | ハード | 一番安い |
ゼロスリー | ベーシック | ハード | ベーシック | ハード | 厚みアップ |
プレミア | ベーシック | ハード | ベーシック | ハード | 通気性アップ |
価格はファーストモデルが1番安く、プレミアモデルが1番高いです。
両者の違いは、突起の数の違いや、マットレスにスリットが入っているかどうかです。
スリットが入ることによって、通気性をさらに向上させています。
よって、プレミアモデルのほうが、より耐圧分散性と通気性に優れています。
ちなみに、中間モデルのゼロスリーモデルは、ファーストモデルよりも10ミリ厚みがあります。
この3つのモデルに、レギュラータイプとハードタイプの2種類があります。
硬さが普通か、硬めかという2種類になります。
また床に直置きできるマットレスタイプと、ベッドに設置するベッドマットレスタイプがあります。
ベッドマットレスタイプは6センチ厚く、14cmです。
これに、シングル、ダブル、セミダブルの3サイズが展開されているので、全部で12種類のアイテムから選ぶことができます。
Airの長所体隙間を作らず、フィット。直置きもできる
Airの長所をまとめてみました。主な特徴は次のとおりです。
- 反発力があり、体にフィット。横向きに寝ても隙間をつくらない
- ベッド、直置き両方に対応。収納しやすい
- 高級モデルは通気性が良い
反発力が強く、体にフィット
実際にAirに寝てみた感想ですが、マットレス表面がとても体にフィットします。
表面が突起状になっているので、突き出る部分、凹む部分がはっきりしています。
ちなみにこの構造を、特殊立体波形凹凸構造というそうです(※プレミアモデルは「特殊立体スリット構造」)
1番関心したのは、横向きに寝た時です。
横に寝ると、お腹とマットレスの間に大抵は隙間ができますが、このAirの場合は隙間ができません。
つまり横寝しても、体全体にマットレスがフィットする仕組みになっているのです。
腰痛持ちの場合は、横向きに寝る人が多いので、これはありがたいですね。
ベッド、直置き両方に対応。収納しやすい
ベッドマットレスと、直置きタイプのマットレスがあることは先に触れましたが、直置きタイプが、収納面でかなり優れています。
ひとつは、3つ折りにできること。
3つ折りについては、同じ東京西川が作っているボナノッテでも可能でしたが、Airはマジックテープがついていて、折りたたんでも広がることがありません。
エアウィーヴのように布団タイプは収納に困るケースが多々あるのですが、それらの不便な点を大きく改良してくれています。
高級モデルは通気性が良い
Airの素材はウレタンフォームです。
このサイトでも度々触れていますが、ウレタンは通気性の面で他の素材に劣っています。
しかし、Airのプレミアモデルはマットレスにスリットをいれることで、通気性を向上させました。
残念ながらスリットはハイエンドモデルにしか付加されていないのですが、これで通気性の難点は大きく解消されているでしょう。
短所はやはり独特の形状。これが気になる人はダメ
耐圧分散も良く、収納にも便利。
他社商品と比較してもかなり優れていると思いましたが、やはり短所もあります。
- 使い始めは突起が気になる
- 洗えない
- ベッドマットレスは値段が高い
使い始めは突起が気になる
寝てみると気になるかなーと思いながら寝てみましたが、やっぱり気になりました。
店員さんいわく、1日、2日で表面の凹凸は気にならなくなるそうですが、デリケートな人はどうでしょうか。(私はデリケートではないほうです)
専用のシーツがあるのですが、シーツをかぶせると、突起状のマットレスの良さが損なわれるような気もします。
ベッドマットレスは値段が高い
ベッドに置くタイプのマットレスは基本的に値段が高いです。
折りたたみのできるマットレスタイプに比べて、シングルタイプでも19,000円も高いです。
ベッド用と直置き用の2タイプがあるのはいいのですが、バリエーション豊富な分、値段に跳ね返っています。
ベッドマットレスは十分検討のうえ、購入したほうがよいでしょうね。
洗えない
多くのマットレスが洗えないわけですが、エアウィーヴのように洗えて、手入れが簡単なマットレスを見ると、やはり洗えるマットレスは素晴らしいと思います。
そして、Airは洗えないマットレスです。
小さいお子さんがいておねしょするような場合は、防水シーツなどで対応するしかありあませんね。
まとめ:値段はやや高めだが機能はすばらしい。あとは耐久性の問題
今回は、Airプレミアモデルを体験したせいか、寝心地はとても良かったです。
モットンなど人気マットレスと比較すると、相場の2割~5割ほど値段が高めです。
しかし収納や通気性のよさを考えると、コストパフォーマンスはいいと思います。
同じ西川製品であれば、ボナノッテよりこちらを選んでもいいと思いました。
問題は1つ、Airの最大の売りである突起ではないでしょうか。
この突起の寝心地に馴染めるかどうかですね。
私は雲のやすらぎを使用していますが、寝心地はいいものの、やはり凹凸は背中で感じます。
買ってはみたものの、やはりなじめないというのでは悲しすぎますので、一度店舗で試してみることをおすすめします。
あとは、耐久性がどうかですね。
店員さんの話によると、5,6年は持つとのことでした。
5,6年というと、他の製品に比べるとやや短いかなという印象ですが、そこはお手入れ次第というところでしょう。
涼しいところで陰干ししておけば、長持ちしますからね。
今回の取材は、デパートの店員さんにがっつり接客されたため、写真がやや少なめであることをお伝えして締めくくりとしたいと思います。